ⓔコラム18-6-5 大脳皮質―基底核―視床回路 (CBGT loop)

 大脳基底核は,線条体,淡蒼球,黒質,視床下核などよりなり,線条体が入力を担い,淡蒼球内節と黒質網様部が出力を担っており,基底核内では直接路と間接路によって情報が処理されている.線条体への入力は前頭葉を中心とした大脳皮質からで,出力は視床に投射され,視床は前頭葉への中継核となっている.大脳皮質から大脳基底核,視床を介して大脳皮質にもどる回路 (ループ) が形成されており,大脳皮質の出力が調整されている.機能的ないし解剖学的対応から複数の回路 (ループ) が並列している (ⓔ図18-6-4).これらの回路 (ループ) の障害とHuntington病での諸症状との対応が示唆される.

〔後藤 順〕